週末の記録


土曜はだるくて寝て過ごした。夕方近所でさんまを買ってきて焼く。すだちと、たっぷりの大根おろしに、かぼちゃの煮物、白うりと油揚げのお味噌汁を作ってもらう。ごはんは炊きたて。美味しかった。


夜中にテレビを付けたら、NHKアーカイブスでドラマ「父の詫び状」('86年)を放映していた。小学生のころ向田邦子に凝っていたのに、ドラマを観たことはなかった。これは彼女の死後、ジェームズ三木が脚本を担当したもの。
舞台は昭和10年代半ばの東京。父のフルネームのみが書かれている表札のショット。父親への敬語などの家族関係、パジャマの上の腹巻きなどの風習、私にとっては「懐かしい」わけではなく異次元の話だけど、一つ一つのエピソードが観ていて面白い。
ドラマ内の父親は、「偉い」がゆえにある意味「除け者」になっている。他の家族は皆、居ぬ間にその話をする。いわゆる企業の管理職のようだ。そういう存在は、とある状況では発生するのが必然であり、また必要なのだと思った。
そういや先月、向田邦子に関する特集記事も載っている、暮しの手帖の別冊「もう一度食べたい昭和の味」(アマゾンでみつからないので、公式サイト内ページ)を買った。「寺内貫太郎一家」ではシナリオに必ず朝食メニューが書かれていたそうだけど、「父の〜」では食事シーンは冒頭の一度のみ。おやつのくだりで現物が出てこないのは残念だった。



日曜はお昼から新宿ピカデリーに「幸せの1ページ」を観に行った(感想は下に)。
先日テレビを付けたら、マウントレーニアのCMにスカーレット・ヨハンソンが出ており、昔ジョディも出てたなあ、カーディガンズのアルバムも買ってたっけ、などと思い出した。カーディガンズのああいう単純な曲、好きだった。
ピカデリーのチケットカウンターは長蛇の列。カウンターに男性スタッフもいるのがさわやかでいい(バルトにもいたっけな?印象にない…)。後ろのカップルの「(男)歌舞伎町のほうが空いててよかったかな?」「(女)歌舞伎町なんて絶対いや!」という会話が聞こえた。
観賞後、物販コーナーでピクサーの「ウォーリー」の前売り券を買ってもらってから、同ビル地下のCafe MUJIへ。野菜のシフォンケーキと、豆乳と黒ごまのモンブランで休憩。モンブラン美味だった。


伊勢丹で開催中の「秋の大北海道展」にも寄る。6時を過ぎて甘味系のめぼしい商品はほとんど残っていなかったので、かまど円山のライスサンド(トマトとモッツァレラ、和風サラダの生春巻き)だけ買い、地下の特設コーナーでメゾングラスアンジュの「ほおずきのケーキ」を買う。ちなみに来週の出店はポタジエだそうで、ぜひ寄りたい。
その後思い立ち、同じく北海道展を開催している京王百貨店にも行ってみた。こちらでは夕張メロンのソフトクリームを食べ、「鬼に蟹棒」という宣伝文句の肉まんのようなもの(中身が蟹肉)を買った。帰宅後冷凍。
ライスサンドは、トマトのものは何を食べているのかよく分からなかったけど、春巻きのほうは野菜がたくさん入っており面白かった。