タバコの話



週半ば、京王百貨店屋上のビアガーデンへ。しばらく雨続きの予報なので、行き収めかなと。オーソドックスな雰囲気でくつろげた。
この日の「飲み」は、翌日が私のちょっとした日だったのと、それをキッカケに同居人が禁煙を始めるため。次の日、腕にニコチネルをぽちっと貼らせてくれた。その部位が即座に重くなり、体にニコチンが回るのを感じるそうで、映画「サンキュー・フォー・スモーキング」のあの場面はほんとだったんだ〜と感心した。
禁煙の理由は、愛用銘柄が生産中止になったことと、マラソンの際に体をラクにするため。ニコチネルのおかげで身体的にはタバコが不要になるけど、精神的には、例えば料理がひと段落した際などに一服したくなるそうで、「これは『夢のタバコ』だ」と言う(村上春樹が「走ることについて語るときに僕の語ること」において書いていた、フルマラソン終盤の辛くてたまらないときに夢みるビール、に掛けて。実際口にしても想像よりは美味でないと分かっている)。
私は今はタバコを吸わないけど、20代の頃(大学入学の'93年以降)は何とはなしに習慣化していた。周囲の男性も女友達も皆、吸うのが当たり前だった。若い頃の刷り込みなのかもしれないけど、今でも、「同じ条件」の男性なら、タバコを吸ってるほうがより性的魅力を感じる。匂いにも弱い(もとの良い体臭ありきだけど)。銘柄は、マイルドセブンなど何の考えもなさそうなのが好き。セブンスターもいいな、実家の祖父は死ぬ前の数年間、縁側で日がな吸ってたそうだ。