平日の記録



国立科学博物館で開催中の「深海2017〜最深研究でせまる生命と地球〜」展へ。
混むだろうと午前中に行ってみたもののやはり混んでいた、けれど時間指定の整理券制だったので、待ち時間にこれまで横目で通り過ぎていた「シアター36〇」を初体験出来た。今月のプログラムは「海の食物連鎖」。ガラス越しに足の下を見るのが楽しい。
深海展は深海生物に始まったかと思いきや、後半は災害、資源、機器に関する展示で、普段あまり目にしないから面白かった。地震で生じた海底の亀裂の映像や、しんかい6500の2分の1サイズの模型など珍しいものも見られた。ショップではしんかい6500のランチボックスを購入(この商品は以前にどこかで見た気もするけど)


深海展の後にぴったりじゃないかと「海底47m」を見たんだけど、数千メートル潜った後じゃ47メートル!すぐじゃん!と思ってしまい、恐怖効果は無しどころか半減だった(笑)一応劇場の天井を見上げて、これで何メートルだろう?と想像してから臨んだんだけども。


映画がつまらなかったわけじゃない、正確には、始めのうちは真顔でポップコーンを黙々と口に運んでいる自分を意識してしまうほどつまらなかったけど(姉が海底に出向くことを決意する理由が馬鹿馬鹿しすぎる・笑)、落っこちてからは楽しかった。ダメージを受けるところをでかでかとは見せないし、言うなれば対処映画みたいな感じ。


要所要所でサメが出て来てはくれるものの、メインは「場所」ゆえの死の恐怖で怪我もするというので、山岳映画に通じるところがあった。サメに立ち向かうんじゃなく自身が生き延びることが主眼というのも同じ。でもホラーやスリラーに「山」があまり出てこないのは、上るだけで大変な労力が要るからかな。誰でもすぐやれる、あるいは巻き込まれそうなことじゃないとネタにならないのかもしれない。