週末の記録



恒例の隅田川花火大会。
交通規制が敷かれる時刻に出向いたつもりが、これまでより遅くなっていたので、場所取りのため歩道で一時間ほど待つことに。時が近づくにつれ周囲にそわそわした空気が伝染し始めるのが面白い。
写真は交代で調達に行った際、同居人が駒形どぜうの前で買ってきてくれた厚焼玉子サンド?と、コンビニから持ってきてくれた台東区の広報誌と、金麦の花火缶。他に焼き鳥やえびせんべいなどを食べる。どれも美味しかった。
今年の花火は派手だった。風向きのせいかこれまでになく灰が降ってきたのも楽しかったけど、目に入ってちょこっと痛かった。近くじゃゴーグルが必要かな(笑)


楽しみにしていた、国立科学博物館で開催中の「海のハンター展」。
冒頭の巨大化した生物の化石や骨格にはびっくりだし、海のエリアごとに「ハンター」達を紹介する展示は内容たっぷりで見応えがあった。
所用で池袋に移動して東急ハンズに出向いたら、「お菓子な水族館」としてパティスリースワローテイルのアニマルスイーツが売られていたので、科博で見たことのあるものを選んで購入。「ダイオウイカ」はライチのゼリーとカシスのムースで、「シロワニ」はアップルシナモンのロールケーキで出来ている。どちらも面白い味がした。


TOHOシネマズ新宿にて公開初日の「シン・ゴジラ」。まさに日本映画。ほぼ満席の場内から、終映後には拍手が起きていた。
始めは超面白い!と思ってたのが、次第に飽きてきてしまった。最初の楽しさは、私にとって「新鮮さ」によるところが大きかったようだ。悪くないけど、生活圏内に居たら暮らしに張りが出るタイプの男の人であって、人生を共にするならギャレス・エドワーズ版の方かなって感じ。長谷川博己の「スピーチ」も、女の「居なさ」も、敢えてなのか何なのか、逃げられている気がした。
私は、見ている傍から受け止め切れず零れ落ちていってしまうような、すなわち詰まっているものが多い映画が好みなんだけど、こういう映画は、「情報量が多い」とは言えるかもしれないけど、何も詰まっていないように感じてしまう(量の多いことそのものが愉悦を呼ぶのだと言われればそれまでだけども)


こちらも公開初日の「ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆」は、まごうかたなき韓国映画だった。
韓国映画はある程度見慣れているつもりだけど、見るのに「慣れる」のに時間が掛かってしまった。山岳ものの面白さって、想像を絶する状況において人間の性分や誰かとの関係が浮彫になるところだと思うんだけど、本作はいわゆる「よく出来た韓国映画」で、人間描写に現実味が無いもんだから、「山」までが作り物めいて見えてしまう。例えばムテク(チョンウ)がベースキャンプから「シェルパ無しじゃ無理だから降りるよう隊長を説得しろ」と言われて、どうするのかと思いきや、ファン・ジョンミン演じる隊長が無線機で彼の頭を(無線を切れと)ごちんとやって終わりという、一事が万事そんなふうだから、いや、そこでどうするかが面白いはずなのに!と拍子抜けする(それともそういう「現実」があるのだろうか?)
冒頭ファン・ジョンミンが山小屋で作っているスープカレー?を始め、山岳ものにしては珍しく登山時以外の食事の方が多く、どれも美味しそう。尤も彼の格好のせいもあり、どこにいても「山」っぽいんだけど(笑)チャミスルを飲む場面が全て「やるせない」時なのが気になった。