末廣亭 2月下席 夜の部


三遊亭亜郎「動物園」
浮世亭とんぼ横山まさみち(漫才)
桃月庵白酒「平林」
宝井琴調愛宕の春駒」
林家ぺー(漫談)
古今亭菊丸「宗論」
むかし家今松「壷算」
林家正楽紙切り
金原亭伯楽「宮戸川
三遊亭歌之介(漫談)
 (中入)
橘家文左衛門(漫談)
すず風にゃん子・金魚(漫才)
三遊亭歌武蔵(漫談)
桂ひな太郎「紙入れ」
翁家勝丸(太神楽)
三遊亭白鳥「ギンギラ落語ボーイ・前座編」
 (2/28・末廣亭


白鳥主任の最終日。満席だった。
入ると丁度、亜郎さんが上ったところ。「動物園」のショーの部分がいかにも彼らしいのは勿論、「仕事」を紹介してくれる相手が「もう一人お願いします」と言われてる場面があるのが円丈一門らしいなと思った。それとも誰かの型なんだろうか?
正楽さんは「お客さんに渡すためのファイル」を楽屋に置いたまま上がってしまい、前座さんに「正楽専用って書いてある箱があるから、そこから出して持ってきて!」。
この日は時間が押していたため(寄席でなぜ時間が押すかってのは、渋滞がなぜ起こるか、というのに似てるなとふと思った。たぶん、そういうものなんだろう・笑)、加えて最終日だからか?殆どが「落語」を演らなかったのが残念。寄席だといつも遭遇する白酒さんの「平林」よりも、文左衛門や歌武蔵の雑談よりも、林家ぺーに笑わせてもらった。
白鳥さんは「一番最近作った噺」と、小説と同タイトルの新作を披露。小説のキャラクターとエピソードを抜粋して二幕にまとめ、「何を食べてるんでしょうか?」「座布団芸」を盛り込んだ一作。十分面白かったけど、山が二つあるせいか、いつものような「作りの妙」は感じられず。これからどう練られていくか楽しみ。