早稲田こみちの会


柳亭こみちお菊の皿
宮田陽・昇(漫才)
 (中入)
柳亭こみち「百川」
 (5/11・東寿司)


10回記念ということで、ゲストは旦那のコンビ。まずは枕で「(後で)何でも聞いてください」と夫婦の話。「(コンビのどちらが旦那ですか、と聞かれることもあるけど)自分と似てる人とじゃなければ一緒になりません」(笑)
宮田コンビを見るのは久々、畳敷きの部屋で1メートルほどの至近距離で見上げる漫才って新鮮。夫婦ネタで結構ひっぱるのが面白かった。


こみちさんの「お菊の皿」はナマでも、昨年末に出た光村図書「飛ぶ教室」の付録CDでも聴いており、後者などとても固く、お客のいない場で落語をやるのって難しいんだなあと思ってしまったけど、この日の一席はとても楽しかった。そういや出てくる「客」は男ばかりだけど、おかみさん連中が「どこへ出掛けてるのか」とこぞって見に行くも「大したことない」と帰ってくる、というくだりは初めて(笑)こういうくすぐりも含めて、この噺っていくらでも自分の色が出せる、ポップになるもんだなあと思う。
中入後は珍しく袴姿で登場、とても可愛らしい。枕で「しじんけん」について、見たことがないと思い切った一言に好感(笑)後で同居人いわく「手の叩き方だけが(苛々してる感じが伝わってこず)勿体無かった」。こみちさんの手は小さいから、そういう空気を出すのも難しいかもしれないなと思う。