湯島はなし亭


柳亭こみち「一眼国」
古今亭菊六「天災」
 (中入)
古今亭菊之丞「夢金」
 (4/16・湯島天神参集殿)


全席ネタ下ろしの会はこの日も満員、座布団が足りないほど(以前はどこからか補充してたのになあ?)終了後に20回記念の抽選があったけど、残念ながら当たらず。この日は前半二人がかなりの長さ、中入後の菊之丞が一番短く30分ほどだった。


「一眼国」は二つ目さんが演るのをよく聴くけど、「鬼娘」の言い立ては初めて、いかにもこみちさんらしくていい。香具師と六部(この「六部」について、実はいまだによく知らない。誰も説明してくれないから・笑)のやりとりはもちゃもちゃしてるけど、旅立ってからは勢いがあり気持ちよかった。
菊六の「天災」は長かった…そう感じただけかな?とはいえ聴き疲れていても最後のやりとりには笑っちゃうから、やっぱり上手いんだろう。
袴姿の菊之丞は枕でいわく、最近寄席に出た際、一之輔の披露興行の様子に自分のお披露目のことを思い出したそう。著書「こういう了見」を思い出して可笑しかった。この本、私が読んだ中では落語界の内幕が最もよく分かる、超暴露本だ。
その後の「夢金」は彼らしく?明るい雰囲気、そういうのもいい。サゲはシンプルに「夢だった」。