古今亭菊之丞独演会


柳亭こみち「芝居の喧嘩」
古今亭菊之丞「百川」
 (中入)
古今亭菊之丞「三味線栗毛」
 (3/30・道楽亭)


道楽亭では初の独演会、30余名?でみっちり満員。
開演前に「師匠から」と客全員にチロルチョコ。もしやと思ったら、やっぱり顔写真入りのデコチョコだった。なんでも前日にお客様に頂いたんだそう。これは嬉しい(笑)「前座」はこみちさんだし、得した気分。


菊之丞は中入前と後にそれぞれ30分ずつ。「百川」の枕は話のキモとなる「四神剣」について。いつもぼーっと聞き流してるけど、至近距離だったこともあってか、初めて実感を伴って理解できた(笑)百兵衛さんの「間抜け」ぶりよりも、それに振り回される周囲のドタバタが強調されており楽しい。
「三味線栗毛」については、私は(同じ内容の)「錦木検校」ばかりでこっちは初めて。「人間万事塞翁が馬」で始まるので一瞬何だか分からなかった。徹頭徹尾明るくめでたしめでたし、こういうのもいいなあと思う。汚い身なりの錦木を家来たちが目で追う場面とか、顔芸の数々が楽しい。帰りに同居人が「ほんとに噺家向きの顔だよなあ、上下振ってこっち見てない時がすごく決まってる」というようなことを言うので、なるほど〜と笑ってしまった。