柳家権太楼 日曜朝のおさらい会


柳家おじさん「狸の札」
柳家ほたる「一眼国」
柳家右太楼「寄合酒」
柳家権太楼「佃祭」
柳家権太楼「不動坊」
 (3/25・池袋演芸場


いつも混んでるようだけど、芸術選奨文部科学大臣賞・大衆文化賞を受賞して程ないこの日は、「開場」時に既に立ち見の状態。開演30分前から弟子たちがつないだ後、権太楼が登場、弟子が額縁を用意した(と本人のマクラで振り済み)表彰状を見せながら、授賞式の話をしてくれた。
「佃祭」って私はどうも怖い…オカルトや犯罪ってんじゃなく禍々しいイメージがあるんだけど(裏で大事故が起こってるから?)、権太楼の冒頭もやはり不気味だ。上手いから余計に怖い。しかし緊張感が次第にほどけて、最後にはカラカラ笑ってしまう。振り子で怖&笑の二度美味しい。
ペットボトルのお茶を口にして、次のマクラへ。この会は、寄席では時間が足りず掛けられない「不動坊」を演りたくて始めたとかで、特別なネタなんだそう。私も勿論、権太楼の不動坊、大好き。「アルコール」に火を点ける場面から可笑しくてしょうがなくなってしまう。
立ち見なんて初めてだったけど、隅っこだったので視界は良好、お祝いムードもあり楽しい会だった。