白鳥・二楽の井之頭亭


白鳥・二楽の動物なぞかけ
林家二楽紙切りどうぶつえん」
三遊亭白鳥「真夜中の井の頭自然文化園


井の頭自然文化園のイベント「秋のコンサート」の一つとして開催されたもの。
うちらが落語を初めて聴いたのが、多摩動物公園での白鳥さんの高座だったから、動物園で演るならまた観たいなと思って出掛けてみた。


奥まった彫刻館の会場が、開始時には200席ほぼ満員。子連れの家族はもちろん、はじめに二人が挙手をお願いしたところ「落語好き」も多かったよう。
まずは二人がなぞかけ…と思いきや、園側の希望で「こちらがお題を出して、お客様に考えてもらう」。子どもから落語ファンまで大いにいじって盛り上がり、終わった時点で予定時間の半分の30分経過(笑)
二楽さんを観るのは実は初めて。リクエストの多さに、予定を変更して「アンパンマンとニワトリ」など色々切ってくれた。
高座に向かう白鳥さんの足元は、足袋にクロックス(笑)演目は「炎天下の中(スタッフの)○○さんに連れ回されて見学した(笑)」井の頭公園の動物たちが実名で登場する一席。カピバラやモルモットが愚痴り合うという、「真夜中の襲名」の冒頭部分?次第に「動物園の動物たちの生きる意義」というような内容になっていくので、先日のこみちさんの(白鳥作)「明烏」みたいに道徳本的な噺なのかな?と拍子抜けしたけど、そもそも白鳥さんが自分のネタを演ると、会話ってだけで面白いので、こういうのもありだなと思えてきた。妙に充実した会だった。