第164回長崎寄席


柳家いっぽん「子ほめ」
瀧川鯉昇「餃子問答(?←蒟蒻じゃなく餃子屋だから)」
柳家喜多八「片棒」
 (中入り)
翁家勝丸(曲芸)
柳家喜多八「盃の殿様」
瀧川鯉昇「宿屋の富」


6時半から9時半まで、いつもたっぷりの会だけど、今回も豪華だった。
いっぽんさんについては、後で喜多八が「上手いとか下手とかじゃない、結局は好き嫌い」と言ってたように、憎めない感じだからつい笑ってしまう。
勝丸さんの太神楽も楽しい。五階茶碗の「抜き扇子」の際、下りてきて私の横でやってくれたので、真下から見ることができた。結構緊張(笑)


鯉昇は自身の出身地・浜松の話から餃子ネタ、蒟蒻じゃなく餃子屋に「喜多八」が頼っていくという「餃子問答」。後の「宿屋の富」もそうだけど、年の功らしくクライマックスを無声で見せて、最高に笑わせる。
喜多八は鯉昇の貧乏時代の話から「一生懸命貯めたお金は使わないもので…」と「片棒」へ。二男のお祭り描写が見もの、三男はあっさり終わる。ちなみに二人とも、マクラと本編が自然につながってるのは当たり前、互いのネタにまでさり気なく触れてくる(笑)
この日の一番は「盃の殿様」。こういう馬鹿ばかしくも情緒ある噺って好きだ。