柳家喬太郎ミニ落語会


タワーレコード渋谷店にて、「落語集アナザーサイド vol.3」発売記念の落語会。私は2までしか持ってない。喬太郎をナマで観るのは、昨年末のSWAの名古屋公演以来。


マクラは短く、「クローズドな会なのでゆる〜く楽しんで下さい」。何を演るのかな?と思っていたら、初めて聴く(多分これからもあまり聴けない)「双蝶々」を4〜50分。本人も最後に「こんなに暗くてハードなやつでごめんなさいね・笑」と言っていた。
整理番号が一ケタで最前列に座れたため、間近で見たら、ほっぺとお腹がぷくぷく…というのはさておき、情景がありありと頭に浮かんできて楽しかった。さすがさん喬の弟子って感じで所作も上手い。


主人公が女を狙って盗みを働くくだりでは(着物をまくると前を押さえる、その隙にかんざしを盗る/杉浦日向子の著書で読んだ覚えが)、突然「女性のお客さんが大勢いるのに申し訳ありませんが」と断っておきながら、高座を下りた後には担当の女性をネタに「ガールズバーじゃないよ」と言う(いつものことだけど・笑)、気遣いの取捨選択の基準が面白い(笑)