神楽坂「海」落語会


瀧川鯉昇「馬のす」
瀧川鯉昇「御神酒徳利」


鯉昇が喋ってるのを聴くと、何があっても大丈夫という気持ちになる。
「落語は何の役にもたたない」ネタなど幾つか組み合わせた長めのマクラに続いて、初めて聴いた「馬のす」。サゲの後「こういう、だから何なんだっていう噺が好きで・笑」。私もそういうの大好き。「中間をアレンジすればどんな時でもいける」と言ってたけど、マクラが面白い鯉昇にはぴったりだなと思った。


その後の食事会では、自然な感じで色々お話してくれた。大規模な災害の後は、やばい言葉を口にしないよう気を使うため、どんな噺家でも高座を「流す」ことはできなくなるというようなことを言っていた。それから大地震の前日、浅草演芸ホールの高座下からねずみが一斉に姿を消したんだとか。その場の皆は火事の前兆だと思い、前座さんから「荷物など置いていませんか」と電話が掛かってきたんだそう。そういうことってほんとにあるんだなあ(そのねずみたち、どこへ向かったんだろう?)