春風亭小朝独演会


(2月18日、ゆうぽうとホールにて)


春風亭ぽっぽ「初天神
春風亭小朝越路吹雪物語」
(仲入り)
春風亭小朝文七元結


ナマで観るのは三平の襲名披露興行以来。それにしても三枝や文珍、小朝のような有名落語家の公演会って、他の落語会と客層が全然違う。本来の・普通の客というか…演目をメモする人も、いわゆる文化人も見かけない。


さすがに器用で楽しかったけど、単純な言い間違い、あるいは言葉が出てこないことが数回あったので不思議に思った。
また、仲入り前には何とも思わなかった彼のトサカが、前から数列目という近さのせいか、「文七元結」ではやたらと目について、私にとっては、落語家ってスポーツ刈りみたいな頭がいちばんいいのかも…と思った。


同居人いわく「(本来?「ぶったり蹴ったり」のところを)『ぶったり叩いたり』にしてるのは、DVを感じさせないよう配慮してるのかな?」。確かにフィクションとはいえ暴力がひどいと、私なら「なぜ奥さんと娘は一緒にいるの?」と疑問を感じてしまい話に入り込めず終わってしまう。でも落語っていわゆる「男」のものだから、中途半端に配慮し始めたらキリがない。そういう点では新作って、イチから作れるから(私に聴かせるには・笑)有利だ。