連休前半の記録


連休前半は名古屋で過ごした。いつものお出掛けは「蕎麦を食べる」「電車に乗る」などせいぜい一つ二つが目的だけど、今回は色々回って、出身地の愛知を満喫した。たくさんあるから、箇条書きでメモ。



・土曜日のお昼、新幹線で名駅に着いたら、名鉄に乗り換えて犬山へ。お城方面に向かいつつ、ガイドブックでチェックしておいた古民家カフェ「おどき」の串トースト(ライ麦パンに田楽味噌や抹茶塩がのってるもの)や、何とかいうお店の串カツを食べる。
・お城手前のからくり展示館に寄る。九代玉屋庄兵衛が留守で、工房での仕事ぶりが見られなかったのが残念。

・タクシーで明治村に移動。実は(愛知出身なのに)行くの初めて。運転手さんが道すがら「なんじゃもんじゃ」の木のことなどあれこれ話してくれる。快晴の連休初日にしては空いており、施設内の市電やSLに乗ったり、衣装を着て写真を撮ったり、色々出来た。休憩は帝国ホテル内の喫茶室で、明治村浪漫麦酒、コーヒー、お勧めメニューのカステラ。
名駅を経由して私の実家へ。両親は旅行中で、祖母のみなので、少し心配だったから顔を出した。ごはんとお風呂。私が子どもの頃は、決まった時間に全員でごはんを食べなきゃならないような家庭だったので、こんなふうに(30分前に電話して)ふらっと立ち寄れるような場所になったのは気楽で嬉しく、また有難い。皆が年をとったってことなんだろうけど。


・日曜日は死ぬほど早起きして、これも生まれて初めての半田市へ。前夜、同居人が中日新聞で「赤煉瓦建物で復刻カブトビールを限定発売」の記事を見つけて興味を持ったから。歴史的建造物の内部を見て、兜付きビールを買い、「兜を着る」イベントも体験する。自分で言うのも何だけど、こういうのやアスリートの格好が私は似合う(と必ず言われる)。
名鉄の車中で、近くのおじさんが広げてたスポーツ新聞の見出しに清志郎の死を知る。合掌。私が彼を初めて意識したのは、小学生だった86年に放送された「merry x'mas show」で、江戸の町のセットを走りまわりながら第九を歌ってた姿。ちなみに旅先で有名人の死を知ることってたまにあって、例えば渥美清が亡くなったニュースも、軽井沢に向かう途中のコンビニで知ったものだ。

・タクシーで亀崎に向かい、潮干祭を観る。山車を海に引き入れたり整列させたりするお祭りで、300年の歴史があるそうだけど、のんびりしており良い雰囲気だった(写真/右で見てるのが私)。
大須へ向かい、これも初めての大須演芸場で「三遊亭円丈独演会」。題目は「ランボー怒りの脱出」「大晦日文七元結」。超満員で、とても楽しかった。これまでナマで観た噺家の中で、(話の内容がどうこうというより)喋り方や雰囲気など一番好み。あと10年若かったら滑舌も良く、もっと面白かったろうなあ!なんて思ってしまった。ちなみに三番弟子・三遊亭丈二の血液型のネタは、先日買った「エスクァイア」に紹介されてたもの。
・地下鉄で数駅移動して、私の出身高校を見てから、栄方面に向かう。当時、授業後に友達大勢で歩いた懐かしい道のり。

・北側からセントラルパークに入ったところで不意に、目に入ったのが、土曜のお昼など皆でよく行ったお店だと気付いた。ソーシーズっていうホットドッグ屋さん。早速買って、辺りに座って食べる。16、7年ぶりだけど美味しかった。その後、テレビ塔の展望台へ。実はこれも初めて。東京タワーに比べるとやっぱり、何もかもが素朴だ。

名駅に戻り、喫茶店「コンパル」のテルミナ店で休憩。同居人が「あんかけスパ」初体験。私は苦手なんだけど、ここのは味が柔らかく食べやすかった。でも量が少なくてびっくり。デザートは特濃チーズケーキ。かなり濃厚。
・新幹線で東京→新宿に戻り、閉店間際のスカラ座で休憩して帰る。


▼以下は旅行中の写真。



からくり展示館にて。



明治村の帝国ホテル内にある喫茶室。



同じく明治村の、聖ザビエル天主堂。



半田市の赤煉瓦建物(旧カブトビール工場)は、こんな外観。現存する煉瓦建築物では、東京・横浜に次ぐ規模のもの。



建物内で開催されたイベントで、かぶとを着せてもらってるところ。



この中身が私。



大須演芸場。居心地よかった。



中学生のデートみたいだけど、お約束でテレビ塔