年末年始の記録


年末最後の金曜日、渋谷のタワーで、キリンジ野音のDVDをみつけて購入。シンプルな映像に記憶がよみがえる(当日の日記)。あれは暑い日で、私はずっと裸足だった。

KIRINJI PREMIUM LIVE 2007 at 日比谷野外大音楽堂 [DVD]

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その後「俺たちフィギュアスケーター」を観る(感想はこちら)。面白かった。


夜、近所の料理屋で、エントランスの陰に押し込められたクリスマスツリーに目が行く。ところどころ残る綿に、一瞬、雪が降ったのかと思ってしまった。お正月への連携が全く無いクリスマスの残骸を見るのは寂しい。


つづく週末、東京はよく晴れていた。
土曜日は、車で同居人の育った町に出かけて、いわしのごまづけ、坂本総本店の落花せんべい、銚電のぬれ煎餅、苺などを仕入れる。私の実家のおせちの内容は村上鮭、細めに作った膾(お重いっぱい食べてもいいほどナマス好き)、きんぴらなどだけど、どうしても食べたいものは既に冷蔵庫にある巻きかまぼこだけなので、準備は要らない。
みそかの日曜日は成城石井で買い物の続き。永坂更科のそば、まだ動いてる車海老、成城石井で必ず買うスモークサーモン、お雑煮用の名古屋コーチン、伊達巻など。その後スタバで朝ごはんの際、初詣の道中に備えて「赤味噌マフィン」も購入(固かった)。
新宿に戻って、餅嫌いの私用にジョアンのパンと、見た目の可愛いシーキューブのペルバンビニーナなどを買う。おもちはマンションの前の和菓子屋で。
帰宅後、お風呂であかすりをしてもらう。子どもの頃も父親に身体を洗ってもらったりあかすりをしてもらったりしていたけど、痛くてたまらなかった(何度言っても次にはまた痛い)。大人になってから身体を洗ってもらうと「痴人の愛」を思い出す。私はナオミでないけど。




天ぷらを揚げてもらって年越し蕎麦のあと、深夜2時に新宿を発つロマンスカーのニューイヤー号で鶴岡八幡宮へ。日の出は江ノ島で迎えた。時刻前に駅前のマックで時間をつぶしていたら、続々と人が訪れて「朝マック」をしており、皆元気だな〜と思った。太陽はきれいだった。帰りのロマンスカーに間に合うよう駅への橋を渡っていたら、これからという人たちとすれ違い、眠そうな子どもがたくさん追いたてられていた。
帰宅後に就寝。おひるすぎに起きて同居人の作ったお雑煮(の汁)とおせちを食べて、また寝る。起きて散歩した後、またおせちを食べる。今年のおせちは、四角いプレートにその都度食べたい料理を乗せるカタチにしたんだけど、なかなかよかった。
本棚のDVDを眺めて、リメイク版「スタスキー&ハッチ」を観る。最近ウィルやヴィンス・ボーンの映画を続けて観て、ベン&オーウェンが懐かしくなったから。ジュリエット・ルイスクリス・ペンが出ていたので、先日観た「ダーウィン・アワード」とかぶった。


2日はおひるに起きておせちを食べたあと、Bunkamuraル・シネマで「ゼロ時間の謎」を観る(感想はこちら)。劇場内は正月らしく、キャリアの長そうな夫婦が多かった。ダンナさんは寝ているのもいた。
夕食は久々にケンタッキー。ただしビスケットは苦手なので、自分でスコーンを作る。小麦粉にベーキングパウダー、砂糖と塩、牛乳とバターを適当に混ぜて焼くだけだけど、結構美味しい。セットのポテトは卵を流してキッシュにした。
夜のDVDは、スターウォーズ好きの同居人の提案で「スペースボール」。普段はメル・ブルックスってあまり得意じゃないけど、だらけたアタマには結構楽しかった。



3日の午後は表参道ヒルズへ。まずはジェラテリアバール・ナチュラルビートで、フレンチトーストにカルバドスバニラが乗ったプレートと、紅玉りんごのジェラートを食べる。美味しかった。隣の席で、遠方から来たらしき夫婦がしきりに写真を撮っており、楽しい気持ちになった。
その後、新潟のアンテナショップ・ネスパスに寄って昆布巻やおかきなどを買い込んでから、ダブルトールのタコライス&カフェモカで休憩。三が日の原宿は初めてだけど、とにかく混んでいて驚いた。
夜に最後のおせちを…と思ったら伊達巻が切れていたので、近所のスーパーを2件廻ったけど、いずれも置いておらず、セブンイレブンでやっとみつけた。こうしてすぐに「過去のこと」になってしまうお正月は、やっぱりすこし寂しい。