カテゴリ、映画じゃないけど。やっぱり面白い〜。丘みつ子の日本語吹き替え版で二度観したかったけど、180分と長いこともあり断念。
同僚の死後、売春婦殺しの捜査を引き継いだジェーン・テニスン警部が、反発する男性部下を抱えながら奮闘する話。1990年グラナダTVもの。
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ヘレン・ミレンの横顔は、とても美しい。
彼女が演じるジェーンは、その美しい顔以外、しごく普通の女性である。わるい意味ではない。
同居中の恋人(離婚暦があるクマさんタイプの男性)とは多忙のためすれ違ってばかり。私なら、恋人があんなだったらよそいっちゃうよ…と思いつつ、仕事であんなに根詰めてたらあれ以上気遣うのはムリだろうなと思う。でも、その、彼のためにやたらめったら努力するわけではない、普通のがんばりぶりに、好感を抱いてしまう。
終盤、彼女が署内の洗面所で顔を洗い、化粧をし直し、スーツを着替えるシーンがある。シャツの下に、白いノースリのババシャツのような下着?をつけている。絶対着る気のしない、うちのおばあちゃんの言葉で言えば「しょったんこ」(新潟弁なのかな、「冴えない」というような意味)な衣類だ。しかし、例えばピーター・ウィアーの「モスキート・コースト」のヘレン・ミレンもいつもよれよれの格好だったけど、それがあの、厳格な顔と重なると、妙になまなましくて、体温が伝わってくるようで、色っぽく感じられる。
出ずっぱりの「第一容疑者」はジョン・ボウ。可愛くないジョン・キューザックのような顔だ。