理想の恋人.com


30代の幼稚園教諭サラ(ダイアン・レイン)は、夫に出て行かれて8ヶ月。周囲に男を作るようしきりに勧められても、なかなかその気になれない。
ある日、業を煮やした姉のキャロル(エリザベス・パーキンス)が恋人募集サイトにサラを名乗って登録。幾人もの男と「初デート」をこなすうち、同じく「友達に勝手に」名前を語られたジェイク(ジョン・キューザック)と出会う。


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最初から最後まで、ダイアン・レインがマーク・ウォルバーグに見えてしょうがなかったです。額のシワのせいかな。最近あらためて思うんだけど、私のアタマには、有名女優の顔といえども全く焼き付いていないことが多い。
サラの父のクリストファー・プラマーや、その恋人のストッカード・チャニングは、見たらすぐわかるんだけど。脇役が豪華でした。



というのはともかく、すごく「めまぐるしい」雰囲気の作品でした。サラ宅に家族が押しかけ、独身、妻帯者、「もうすぐ独身になるかも」まで男を押し付けまくる…というオープニングからして気ぜわしいんだけど、その後もとにかく落ち着かない。ダイアンとジョンが初めて会うシーンも、二人の会話はフワフワ飛び交い、本人達も気付いて「仕切りなおしね」となるんだけど、やっぱりどうもダメ。そのまま最後までもつれこんじゃう。


夫と共に働いて買った一軒家に住むサラは、彼に出て行かれた後、食事は「胸肉一枚」を買って「台所で立って」すませるけど、おフロではティーセットや電話まで持ち込んでくつろいでいる。人によって、おざなりになっちゃうものと、どんなときでも大事にしちゃうものって、違うんだなあと、当たり前のことを思ったり。