はじめてのお城


昔、自分の部屋で誰かと一緒のとき、夜中に目がさめて、むかむかするくらい一人になりたいときは、ベッドを抜け出して、近所のファミレスに行っていた。あるいはそのまま、別の誰かのところに泊まりに行ったり。
今はもう、そんなことはしなくなったけど、やっぱりときには、胸が苦しくなって逃げたくなる。大人になってきちんと生活しなければならなくなるほど、自分だけの場所が必要不可欠になることを痛感する。大事なものは守っていかなければ…
(今不意に思い出した、「るきさん」で、るきさんとえっちゃんが部屋を交換する話。あれいいよなあ)