everybody needs a home


一般家庭のクリスマス・イルミネーションの話。
私が家庭を持ち、一軒家に住んでいたとしたら、どういう心持ちでああいう飾りつけをするだろう、と想像してみた。
思うにあれは、家庭という集団に属している喜びを再確認し、誇示してるんじゃないだろうか。
たとえば外で理不尽な被害に遭ったとき、あるいは理不尽じゃなくてもツライ目に遭ったとき、ああ、人ってもしかして、こういうときのために、家庭をもつのかもしれない、と思ったりする。だって無条件で自分が愛し、愛される場所に癒されたいときって、あるから。
なんとなくの印象だけど、とりわけ若い世代ほど、(家族じゃなくとも)自分の属している集団にはベッタリだがその外部には冷淡な人というのが多いような気がする。そういう世の中だと、よけい自分の巣をアピールしたくなるのかもしれない。