フェイド TO ブラック


先月DVDが出たというので(ASIN:B0002CHMYS)、借りてきました。
(ストーリーは、リンク先のアマゾン当該ページを参照のこと)
私なりに気の利いたまとめをすると、「保護者(ってコレ、何歳の設定なんだろう?)がいなくなったので夜自由に出歩けるようになった映画オタクが他人に迷惑をかける話」。
ずいぶん前にビデオ探して観たことあるんだけど、同僚がミッキー・ロークだというの、初めて気付いた!あと、主人公のエリック(デニス・クリストファー)がお店でマリリンと出会ってモジモジする様は、二宮和也に似てるなと思ったり…
少年保護司?のモリアティさんが職場でハープ吹きまくってるのは、それ見た女警察官が「まあ、すてき」と感じてしまってベッドイン、てことなんだろうか…
この二人にはもっと活躍してほしかったな。



エリックは自宅ではいつもトランクスに帽子姿である。って書くと変態みたいだけど、下はラクな下着、上は映画の主人公(誰?)になりきって帽子を手放さない、というカンジ。
顔が見える程度の大きさの鏡しか置いてないからそうなるのであって、叶姉妹のように鏡張りとまではいかずとも、全身鏡を置いてれば、あんなカッコではいられないかも…そりゃ映画的にはトランクスのほうがいいし、パッと見はカワイイけど。
いや、なんかこのカッコがいかにも彼らしいなと思って…


最後に流れるのは、映画のポスターや写真で埋め尽くされた彼の部屋。勿論それまでも散々見せられてるわけだけど、結構印象的なエンドクレジットだ。
私は、本や漫画、DVDなんかは、オモテから見えないところに片付けている(だから収納量に限界が…)。といっても、たんにクローゼットの中にタワー状態で突っ込んであるだけ、読みかけのものは床に山積みになってるんだけど。ポスターを貼るのも苦手だ。
このへんの心理は説明しがたいんだけど…他の人はどうなんだろうなあ?


エリックは映画「死の接吻」を真似て車椅子の叔母を殺してしまうんだけど…
テレビで「AIKI」のCMをやっていた。交通事故で下半身麻痺になった主人公(加藤晴彦)が、車椅子での合気道に目覚める話。
「車椅子の人が(主要キャラクターとして)出てくる映画」…いろいろあるけど、「裏窓」「何がジェーンに起こったか?」のような古いもの、「7月4日に生まれて」「フォレスト・ガンプ」のような戦争もの…あ、「ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ」のスティーブ・マーティン、大好き。「あの」シーン思い出すと、元気になれちゃうよ。


関係ない話なのですが、ウィノナ・ライダーがマイケル・レーマンの映画に出るというニュース、このコンビといえば「ヘザース/ベロニカの熱い日」ですが(この映画についてもいつか書きたい)、「フェイド〜」観て、これに出てくるクリスチャン・スレイターをちょっと思い出してしまった。
そういえば、マイケル・レーマンキーファー・サザーランドが監督したオムニバス「完全犯罪」というの、観てみたいんだけど、ビデオみかけたことないんだ…