都民寄席 小平公演


開口一番(柳亭市助「金明竹」)
鈴々舎馬るこ「東北の宿」
瀧川鯉昇時そば
 (中入)
解説(長井好弘
江戸家小猫(物まね)
柳亭市馬「花見の仇討」
 (2/2・ルネこだいら


チラシに目が留まり応募してみたら当選したので出向いたけど、パンフレットによれば「寄席の定席がない地域へ落語や芸能を届ける」という趣旨なんだそうで、「場違い」かなと思う。でもこれからも出来る範囲で落語会に出掛ければいいか。
噺の内容、あるいは客席を見て高齢者ネタの枕を振る馬るこさんと、自らが高齢者に近付いてきているという枕の鯉昇、落語会にはやはりこの両方が欲しい(笑)
馬るこさんの「東北の宿」はあまりに白鳥さんの「マキシム・ド・呑兵衛」に似てるけど(一箇所は桃ちゃんの「春雨宿」笑)、元々あるカタチ(古典で言えば「青菜」?)なので仕方ない。こなれ具合は白鳥さんに全然及ばないけど、馬るこさんの方がカタチが「落語」ぽい(笑)
鯉昇は事前に委員長に「普通のとココナッツのとどちらがいい?」と聞いて「ココナッツの方」(「そば処ベートーベン」)にしたそう(と、本人いわく)。おそらく初めての客達の前であの沈黙の登場で笑いを取るのはさすが。枕も決まり切ったものの「組み合わせ」なんだけど、毎回可笑しくてしょうがない。
市馬には初めて三三を感じた。痩せたのと遠目だったからかな。私にはどうも落ち着き払い過ぎていて眠たくなっちゃうんだけども、「寝られるのはうまい落語だという証拠」か(笑)