最近観たもの


数日前、テレビで深夜に「ギミー・シェルター」を放送していた。チャーリー・ワッツのタバコの似合うかっこよさに痺れつつ、全くタダのイベントはろくなことがないな、と思いながら観る。学級崩壊みたいなもんだな、とも思う。キースの「お前らが静かにならないと演奏しないぞ〜」なんて、教員のよく使う手だし(笑)まあ大人同士じゃ事情が違うけど。

ザ・ローリング・ストーンズ / ギミー・シェルター〈デジタル・リマスター版〉 [DVD]

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その後、当時のツアーマネージャーであるサム・カトラーによる「ザ・ローリング・ストーンズ オルタモントの真実―メレディス・ハンターはなぜ殺されたのか!?」を入手。これはもうちょっと、暇を持て余すようになってから読む。
ザ・ローリング・ストーンズ オルタモントの真実―メレディス・ハンターはなぜ殺されたのか!? (マーブルブックス)

ザ・ローリング・ストーンズ オルタモントの真実―メレディス・ハンターはなぜ殺されたのか!? (マーブルブックス)


うちのビデオ棚から。

ヘザース [DVD]

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今月末に初DVD化されるそう。私が持ってるのはビデオテープ。
観ていてつい笑っちゃうのが、JD(クリスチャン・スレイター)が偽装のために用意した「ミネラルウォーター」が思惑通りに受け取られる場面。その後「エスキモー」という言葉もベロニカ(ウィノナ・ライダー)の夢において同様になる。こういう馬鹿馬鹿しいことがあるんだから、嫌な世界でも死んじゃだめ、生きてるもん勝ちだって思える(この映画観てる限りはね・笑)


黄金 [DVD] FRT-110

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この映画、落語みたいだなというのは陳腐な言い様だけど、そう感じる作品には共通点がある。命の扱いが軽い、欲望によって物語が進む、など。本作はちょこっと「教訓」めいていすぎるかな、とも思うけど、長講の古典落語を一本聴いたような気分になる。
掘削作業中に落盤事故が起こり、閉じ込められたハンフリー・ボガードを仲間のティム・ホルトは一瞬見捨てようと思うが、踵を返して助けに行く…という場面で、心変わりに合わせて音楽が不穏なのからのんきなのに変わるのが、時代を感じて印象的だった。