遊雀玉手箱


三遊亭遊雀「蒟蒻問答」
三遊亭遊雀「野ざらし
春風亭昇太「オヤジの王国」
 (中入)
三遊亭遊雀「らくだ」


いつもはお辞儀した頭部からゲストを当てるのも楽しみだけど、今回の昇太は「デイビー・クロケット」&めくり&ハンチングで堂々の登場(笑)
中入前の枕では、なでしこについてとうとうと述べた後「でも笑点ではこんなこと、言いません!」といつものシメで笑いを取る。ネタは新橋に近い会場を考慮したのか?「オヤジの王国」。この噺、いつも「このおっさん、裸だよね?」と思ってたものだけど、今回初めてその問題が解決された(笑)


「蒟蒻問答」はきわめて「普通」。鯉昇のは「普通」でも最高に面白かったのを思い出し、へんな言い方だけど、遊雀さんの若さを感じた。
続いて乗り物ネタ、と思わせて「妄想」ネタの枕から「野ざらし」へ。後半の妄想シーンから乗ってきた感じ。暴れながら「昇太師匠の影響!」(笑)
中入後は袴で登場、終演時刻まで15分ということもあり?枕なしで本編へ。聴いたことのないタイプの「らくだ」。まずらくだの兄貴が全然怖くない…んだけど、要所で怖くなる(「ハイって返事が好きなんだ…返事は!」「ハイ!」)。遊雀さんのキャラクターを考えたらこれしか無い、という感じの演じ方。屑屋さんの変貌もとても丁寧に描かれており、面白かった。