鶴川落語会



三遊亭金の助「子ほめ」
三遊亭遊雀「蛙茶番」
古今亭菊之丞「干物箱」
 (中入)
古今亭菊之丞「野ざらし
三遊亭遊雀「くしゃみ講釈」
 (10/7・和光大学ポプリホール鶴川)


初めての鶴川に着いて駅前のドトールに入ったら、カウンターで、つなぎ姿の職員ふうの人がさっきのアレはもう大丈夫、というようなことを言っていた。会が始まったら、遊雀さんが上るなり枕で「さっきドトールに居たら火事があって外に出された」って(笑)
寄席とは違ってここの客は本寸法だから(そういう類の「本寸法」もあるのか!笑)…からの丸出し「蛙茶番」、この噺大好き。「くしゃみ講釈」は、昔は権太楼の演るのにそっくりだと思っていたけれど、ここ数年でまた変わって、違うふうになっていた。


普段出向かない町での落語会では、普段聞けない枕が聞けることがままあるのも楽しい。この日は初めてこの高座に上ったという丞ちゃんが、子どもの頃は小田急の車掌になりたかったと小さい時に覚えた駅名を言い立ててくれた。都内の寄席とかじゃ絶対無い(笑)
枕での、小田急線に乗ると箱根に行ってしまいたいという気持ちと戦うはめになるというくだりは「干物箱」と繋がっていた。それだけじゃなく、偶然なのか遊雀さんの「火事」まで拾うもんだから可笑しい。こちらの「干物箱」も初めて聴いた時から随分変わって賑やかになっていた。