立川談笑 月例独演会



立川談笑「無精歯科」
立川談笑「薄型テレビ算」
立川談笑「火焔太鼓」
 (中入)
立川談笑鰍沢


出囃子は「Burn」。先に弟弟子?が二人登場するので何かと思えば、新春バージョンの登場(笑)
伊達直人」など最近の話題をマクラに「無精歯科」。医者が無精だと、話は当然汚物方面に(笑)
「落語会で三席というのは少ないですよね」「多い時は六席くらい聴くのに」。先日は二人で一席ずつという会で二席演ったんだそう。よってこの日も「四席」と宣言。「古典落語には、現代社会では当たり前のものが全然出てこない、○○も○○も…」と振ってから「薄型テレビ算」。確かに今こそタイムリーだ(笑)かつて壷を買いに来た客にだまされた店主の子孫という設定。
次いで、今朝とある本を読んで少し落ち込んだから好きな噺をやろう、と「火焔太鼓」。私にとっては(志ん朝でもなく!)白鳥さんの噺なので、聴きながらオーバーラップしてしまう。談笑版は「この話が現実ならば、主人公にとって当然ここがメインだろう」という箇所を強調してるんだけど、物語としては白鳥版の方がかっちり作り込まれてることに気付かされた。
後半はネタ下ろしの「鰍沢」、これは良かった。女を前に豹変する男の感じが、あんな厄介者に遭遇したことないから「リアル」かどうか分からなけど、見ごたえある。アクションものとなる後半は、熱演にマイクがじゃまだった(笑)