立川談笑独演会



立川談笑寿限無
立川談笑「片棒」
 (仲入り)
立川談笑「お化け長屋」


お正月以来のナマ談笑。さらっと喋ってる風だけど、やっぱり楽しい。
(写真は終演後のサイン会にて、CDは持ってるから本を買ったら、一緒に写真を撮ってくれた)


最近のニュース「高齢者の所在不明問題」の話題から、老人の名前について→今の子どもの名前について→「寿限無」。意外に感じてたら、会場の空気を読んだのか「落語イントロ、ドン!」と落とされた(笑)
例えば円丈の「寿限無」は子どもの名前の中身を「今風」にしてあるし、馬るこさんなんかだとハングルになるわけだけど、談笑の古典は、「居酒屋」改作のように舞台からがらっと変えちゃうものだけじゃなく、この「寿限無」のように、元の噺に現代的センスで突っ込みを入れまくるというものもある。「そんな名前付けるなんて虐待ですよ」って具合。
いったん袖に下がってから、談志が亡くなったら立川流の皆はどうするか…などのマクラに続けて「片棒」。談笑のアクが詰まったようなネタで、私の好みとしては、独演会で聴くにはくどすぎかな(笑)


仲入り後は、これまでのロケで経験した「怖い話」をマクラに「お化け長屋」。こんなこと初めてなんだけど、談志を感じた…ナマで観たことないのに。変な顔作って騙そうとする相手に向かって「障害者!」ってのも笑えるけど、なぜかツボに入ったのは「冷蔵庫がぶーんと…」「飛ぶの?」。こういう単純なギャグ、うまい人がやるといいんだよなあ。