- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2010/07/21
- メディア: DVD
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サンドラ・ブロックが昨年のラジー賞で主演女優賞を獲った作品。クロスワード作家のメアリー(サンドラ)がニュース番組のカメラマン・スティーブ(ブラッドリー・クーパー)に一目惚れ、どこまでも彼を追い掛け回す話。
始め、紹介文にもあるサンドラの「明るいストーカー」ぶりに、原題「All about Steve」(恋するメアリーが作ったクロスワード)より邦題のほうが合ってるかも…と思わせられたけど、そのうちスティーブより、トーマス・ヘイデン・チャーチ演じる同僚ハートマンが目立ってくる。アンカーマンを目指すナルシストといういつもながらの役(私にとって彼は「ジャングル・ジョージ」のお坊ちゃんだけど・笑)を軽々こなすトーマスに比べ、「かっこいい」だけのブラッドリー・クーパーが不憫。
博識だが「変人」、周囲から浮いてるメアリーが、スティーブを追う旅を経て大切なことに気付く。最後のセリフが「一生懸命追わなきゃいけない相手なんて縁がない」というのはセンスがいい(笑)しかし「クロスワードで学んだのはあきらめないってこと…」などというセリフに感動的な音楽がかぶるシーンや、終盤スティーブが彼女を「そのままでいい」と認めるくだりなど、全てが唐突で訳が分からない。加えて、サンドラとブラッドリー・クーパー、サンドラが道中親しくなる二人の男女、それぞれの演技のレイヤーが違う感じで観づらい。
ブラッドリーとトーマスのお目付け役?にケン・チョウ(「ハングオーバー!」の「中国人」)。登場時、そのキャラクターからふいに故・伊藤俊人を思い出した。