あなたは私の婿になる


ニューヨークの出版社で働くマーガレット(サンドラ・ブロック)は、ビザの問題で国外退去を命じられたため、こき使っているアシスタントのアンドリュー(ライアン・レイノルズ)との結婚を宣言。週末を、彼の故郷アラスカで過ごすはめになる。



ライアン・レイノルズの首から上が私の好みなら、もっと観がいがあったけど、犬が可愛いので許す(笑)
サンドラ・ブロックは、最後に降ろした髪をゆるく巻いてるのが可愛かった。心が柔らかくなったことの表れなんだろうけど、私なら、冒頭のひっつめ&黒スーツも好きだから、どっちのタイプの格好もする人生がいいな。パーティでのグレーのワンピースも良かった。
それから、ライアンの母親役のメアリー・スティーンバーゲン(最近では「俺たちステップ・ブラザーズ」でウィル・フェレルの母親)。いつまでも見ていたい顔、白いセーターが似合う顔だ。


会社に戻ってからの「ハッピーエンド」に際し、同僚がかける「どっちがボスか分からせてやれ!」というお祝いの言葉が印象的。男女逆なら何とも思わないけど、ほほえましく感じられる。また、ライアンの告白に「ほうっ」となってるのが女性だけだというのも面白い。
それから、この終わり方には、全然違う話なんだけど、スーザン・サランドンジェームズ・スペイダーの「僕の美しい人だから」('90)を思い出してしまった。原作小説より映画らしく派手なラストシーンが好きで、何度も観たなあ。


数日間で恋におちることって実際あるけど、この場合、見ず知らずの相手じゃないし、素地もあったんだろう。冒頭の描写でも、「鬼チーフ」と部下とはいえ、ちゃんと心の内を言い合ってるし、ある意味、互いに気を遣ってるのが分かる。
付き合い始めてしばらくは…もしくは何年も、付き合う前の相手のことを思い返すことで、新鮮な気持ちが得られるから、お得なものだ。


それにしても、離れて暮らしてる親とたまに会った際、あらたまって切り出される話というのは、楽しくないことばかりだなと思った(笑)