連休の記録/アイム・ノット・ゼア



土曜日は所用で立川へ。開店したばかりのクリスピークリームドーナツの行列ができていた。高島屋リラックマ展をのぞいて、耳のとこがのびるメジャー(可愛い…)など色々買ってもらう。「30台の女性に人気」と書いてあったけど、場所柄もあってかほとんどが家族連れだった。
それから数年ぶりに西武国分寺線に乗って、鷹の台の、私が日本でいちばん美味しいと思う、でも遠くてめったに行けないケーキ屋さん「ドリアン」へ。「バカラ」と「バナナモンブランクレープ」を注文。どれも大ぶりで重い。
近所のギャラリーをのぞいてから、玉川上水ぞいに散歩した。気持ちよかった。
早めに帰り、夜ごはんにスタッフドピーマンとオムライスを作ってもらう。美味しかった。



日曜日は小雨。「日暮里・舎人ライナー」に乗りに行った。高くて速い。とりあえず終点まで行ってみようと、見沼代親水公園という駅で降りたら、何もなくてびっくりした。今のところ終着駅なのに、構内にメルシー(都営線売店)すらない。都電みたいにもなかでも売ってると思ってたのにがっかりした。せっかく来たからと公園のブランコに乗ったら、楽しかったけど、停め方を忘れていた。付近には同じようにうろついている初老の夫婦がたくさんおり、一軒しかないコンビニも混んでいた。帰りのライナー内で駅近くの新築マンションの広告をあらためて見て、水面や花をアップにした写真の撮り方に感心してしまった。
日暮里に戻り、駅前の「馬賊」というお店でラーメンを食べる。隣の幼稚園くらいの子どもが、麺を打つ音に「うるさいな〜も〜」と文句を言っていたのが可笑しかった。
夜はさんまのしょうが煮と、にんじんとアスパラのきんぴら、鶏とレタスのサラダを作る。美味しかった。


月曜になってもまだ曇り。午後から有楽町に出て、シネカノンで「アイム・ノット・ゼア」を観る。6人の役者がボブ・ディランを演じるもの。寝不足もあり何度かうとうとしてしまった。面白い映像だったけど、ディランの曲や人となりを知らないから、その無意味さが楽しめたのかもしれない。
ディランはよく話す。話の面白い男と話の面白くない男、世の中には2種類の男の人がいるけど、自分にとってそういう分け方は関係ないなと思った。「ブロークバック・マウンテン」で、ヒース・レジャーが女の子に「面白いから好きになるんじゃないわ」と言われるシーンを思い出した。
ヒースが家族の写真を拾い集めるシーンにはちょっとしんみり…。クリスチャンはアフロ頭でもキュートだった。一番「物真似」しているケイトの手の爪が伸びていたのは、ああいうディランにしたかったのか、それでいいとしたのか、考えてしまった。リチャード・ギアのパートで、立てられた棺桶にずっと入ってる女の子がいて、支えてる人がふらついたら倒れちゃうから、私なら怖いなあと目が離せなかった。

同居人が私の爪を磨きたいというので、銀座ハンズでやすりなどを買ったあと、青山のベリーカフェへ。系列店では、いつも行く新宿のカフェコムサのほうが広くて落ち着く。タルトはアップルマンゴー枇杷を注文。枇杷が美味しかった。
小雨の中を渋谷まで歩いてフードショーで買い物。帰宅してしょうぶ湯に入り、散らし寿司と刺身に、煮物を作ってもらう。
寝る前に、レンタルしておいた「ゾンビーノ」を観た。映像がきれいで話も面白い。トッド・ヘインズの「アイム〜」を観た後だったので、同じ50年代が舞台である「エデンより彼方に」を思い出した。



火曜は久々に完璧な晴天だったので、横浜へ氷川丸を見に出かけた。客室の他、社交室や読書室が見られて満足(写真は食堂にて)。トイレも昔の匂い。あちこち座ったり触ったりで楽しく、のどが渇いた。
山下公園を横切って、トラベルカフェでジェラードを注文。バニラとピスタチオ、ストロベリーの3種盛り。食べながら中華街に出て、いつも寄る海南飯店(今回初めて名前を知った)でお昼ごはん。広東風の海老の蒸し物?が美味しかった。その他焼きそばなど6皿+ビールでおなかいっぱい。ここではいつも頼みすぎてしまい、お持ち帰りになる。
帰宅して、これも借りておいた「インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険」の続きを観た。今日の3巻はシャルル・ドゴールとの脱獄劇編。どの話もシンプルで面白い。冒頭のオールド・インディの迷惑ぶりから、エンディングの古めかしく処理された本編映像まで、毎回楽しみだ。
夜は買ってきた氷川丸ドライカレー(フライドオニオンつき)と、聘珍樓の杏仁豆腐を食べた。