ナイト ミュージアム/ホリデー



この2本が公開数日後にほぼ満員、というのはちょっとフシギな気がする。皆なんだかんだいって映画好きなのかな。


ナイト ミュージアム」は、最近観た映画の中で一番面白かった。
今回の「劇場を出て最初に耳にした一言」は、女のコ同士の、もっとシリアスな話かと思った〜というもの。私も何度も予告編を目にしていながら、どういう話だか想像がつかなかった。でも実際観てみたら、予告編、ああいうふうにしか作れないのがわかった。
オープニングで名前が出てこないから、どんな役柄かは伏せるけど、オーウェン・ウィルソンスティーヴ・クーガンも最高でした。


私はジオラマが大好きで、しかも、壁掛けみたいのが一番好き。子どもの頃は「棚に人形が飾ってある」くるみ割り人形の話が好きだったし、護国寺のオルゴール博物館では、壁に掛けられるジオラマが動くのが好き。
だから、ジオラマの人間たちが生き返ってワラワラする舞台が、飾り棚ぽいテーブルだったのが、楽しかった。


それにしてもこのヒロイン(カーラ・グギーノ)は羨ましい!最初と最後だけ出てきて、苦労せずに楽しいことを体験できる。彼女の服装も、憧れというより身近な格好として、自分の好みにピッタリだった。


「ホリデー」もよかった。それぞれ恋にゆきづまった二人の女性が、クリスマスシーズンに、ロスとイギリス郊外の家を交換するという話。
しわの増えたキャメロン・ディアスの顔は見応えがあった。動きがあるから線が多いほうがいい。顔だけじゃなく、サングラスして遠目でも、腰に手をあてるだけで、彼女だとわかる。


同行者と「どっちの家で過ごしたい?」という話になったけど、どっちも「(相手役の)ジュード・ロウの家…」という意見だった。書斎もテントもすてきだった。