フライト・オブ・フェニックス


観てきました。ガラガラだった。久々に一人で行ったら、いやな目に遭った……
ドッジボール」の予告編に初めて遭遇。これも早く観たいな。



(以下の文章は映画の結末に触れています)
まずはリメイク元の「飛べ!フェニックス」の話から。
アルドリッチの映画ってどれもオープニングがかっこいいけど、私が一番好きなのはコレです。正確には「オープニングタイトル」かな。説明しちゃうとつまらないんだけど…雰囲気としては昔の土曜ワイド劇場みたいな感じ。
砂漠に不時着した飛行機の乗客たちが残骸で小型飛行機を組み立てて脱出するのですが、冒頭の墜落でまず二人が死んじゃう。そのうち一人は機内でギター弾いてた記憶があるんだけど、今回のリメイク版でもちらっとギターが映ったような。ちなみに「生きてこそ」(ASIN:B00005YUW3)でも墜落後にギター弾いてる人がいる。飛行機内でギター見かけたら、事故のサインか…(笑)


オリジナル版はとにかく「灼熱地獄」の印象が強かったけど(加えて暑苦しい顔の人が集まってるし)、今回の最大の敵は「砂嵐」です。コンタクトレンズしてる私は見てるだけで目が痛い。メガネにしてもふっとんできそう。また、オリジナルの方は何となく舞台劇ぽい感じがするのに対し(舞台でも観てみたいと思わせられるという意味で。でも、ラストの、完成した飛行機で飛んでくとこなんて、学芸会ぽくない?)、今回のは、砂漠の描写はツルツルしてて人工的なんだけど、奥行きが感じられました。
でもって冒頭の墜落シーンがすごい。おいおい漫画かよ!この飛行機、よく離陸にこぎつけられたなーと思ってしまうほどの盛大なふっとび方。面白かった。
キャストに関しては、主役のデニス・クエイドは顔が古臭いから話に合ってるし、まだ結構いい身体してる(私が一番最近彼を劇場で見たのは「エデンより彼方に」…ここでもある意味「男」だった)。そうそう、彼に限らず今回の男たちはよく脱ぎます。あるいはつなぎ着るんで、つなぎ好きの人(私)には楽しいかも。
「飛行機技師」のドイツ人は顔がオリジナルにそっくり。少年隊のヒガシじゃないどっちかに似てるよね。
あと音楽もかっこよくて、Outkastが流れるシーンも楽しかった〜。


デニス・クエイドといえば「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」でジェリー・リー・ルイスを演じてるの、私ビデオ持ってるんだけど、すごく熱演してて。この話はまた次の機会に。