お洋服の話


kunelという雑誌があります。
以前ぱらぱらめくっていたら、お友達3人で読本屋(古本屋じゃなくて、その場で本を読むお店)をやってます、というインタビュー記事で、市販のものを食べるとお腹を壊してしまうので惣菜は必ず手作り、というくだりがあって、私はハラが丈夫なので(汚い話だけど、生まれてこのかた腹痛はおろか生理痛にも便秘にもなったことがない)、なんだか自分は閉め出されてしまったような気がしたりして…(笑)


私は学生時代、セシルマクビー(いまや中学生御用達ですが)やリトルニューヨークの服を着ていた(そういうのに代表されるカッコをしていた)のですが、中身の身体は、いわゆるそういうカッコしてる人のようにするのがイヤで、髪はショートの切りっぱなし(シャワーのあと拭いとけば終わり)、アクセもしない、メイクはほぼ目化粧のみ、というふうにしてたんだけど、当時はそれでもしっくりいってたんだけど、この年になると、かつて私と同じような服着てた人が「今」してるであろうカッコと、この中身じゃあ、さすがにヘンである。
(↑この文章の意味、わかるかな?)
若いころは、好きなものの寄せ集めでも大丈夫だけど、それなりの年になると、ベクトルを決めることを無言のうちに要求されるっていうか…ここで、冒頭の雑誌の話につながるんだけど、私の中では(笑)。kunel系ってのも代表的なベクトルのひとつだから。


関係ないんだけど、私はかれこれ10年ほど「ズボン」を履いたことがなくて、毎日スカート(部屋ではスリップ)。女ベクトルというより尻がでかいからってのもあるんだけど、そもそも「スカートだと動きにくい」という感覚が私には全くわからなくて、だって着脱も収納も、すべてスカートのほうがラクだもん。と思ってたんだけど、最近わかった。私は、人がするような活動や労働をしてないから、スカートでもラクなんだ…