デヴィッド・ヨハンセンを観る・その1 「フリージャック」


いきなり先日からdavid違いなんですけど、ドールズ来るからタイムリーかなと思って。交互にやってこう。
この人ってキャシー・ベイツとデルトロの子供みたいな顔してるけど(こんなん)出演映画はツボついてる。


一作目は「フリージャック」('92/ASIN:B00005QYJL←DVD出てたの知らなかった!)です。はじめに言っとくと、たいした映画ではありません。って上の文章と矛盾してるけど…(笑)
時は2009年。資産家は若く健康な肉体に自らの「心」(このへんがよくわかんない)を移し変えて生きながらえていた。20世紀から身体目当てでさらわれてきたレーサーのアレックス(エミリオ・エステベス)は手違いで目覚めてしまい、未知の世界を逃げ惑うことに…


エステベスの身体を狙うのがアンソニー・ホプキンス、その手先がミック・ジャガー、という超豪華キャストなのですが、いかんせん二人の、とくにミックの演技が…全編出ずっぱりなのに、無表情でぼそぼそ喋るだけ。顔はカッコよく撮れてるんだけど。
デヴィッド・ヨハンセンは、レーサー時代のエステベスのマネージャーという役どころで前半しか出てこないんだけど、他のキャストがゆるゆるなので、結構印象に残ります。


そうそう、エステベスとミックが一騎打ちになったとき、ミックが「猶予をやろう」と目をつぶって数をかぞえはじめるんだけど、そのとき「one mississippi, two mississippi…」って言うの。初めて見たときは「ミシシッピ」と聴き取れず、何ごにょごにょ言ってるんだろ?と思ってたのですが、後に川本三郎の本読んでたら、英語で数を数えるとき語尾に「mississippi」とつけて時間を稼ぐ、と書いてあって、あ〜そういうことだったのかと。ミックもそういうことするんだなって(笑・「役」でもね)