最近読んだ本


「本」というカテゴリは作ってないんで、最近読んだものをひとまとめに。


「神様からひと言」

神様からひと言 (光文社文庫)

神様からひと言 (光文社文庫)

まずいラーメンが主力製品である食品会社の「お客様相談室」に移動した主人公が、いろいろ体験する話。
ちょっとしたことで出会った相手が、その後もひきずったりすることって、たしかにある。
最近読んだサラリーマン小説では、ひと昔前の作品だけど、ベッドを売り歩く二人の営業マンの話(会社にあるのをもらってきたんで、なんていうのか忘れた…)が面白かった。


「バカをあやつれ!」

バカをあやつれ!

バカをあやつれ!

エリート警察署長と、生まれ故郷に恨みを持つ町長とが、町を「最低の下層社会」にするプロジェクトに取り組む話。今の仕事に関係あるような気がして、買ってみた。
表紙の写真の女の子は何なんだろう?いわゆる「下流社会」を表してるんだろうか、それとも違うんだろうか?表紙に違和感を感じる本は、中身もまた然り、ということをあらためて感じた。いじめられっこの母親が何をもって「真っ先に叩かれ」たのか、書いてないので、そのへんからピンとこなくて、読みづらかった。


プラダを着た悪魔

プラダを着た悪魔〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

プラダを着た悪魔〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

劇場行く時間がしばらくなさそうなんで、サントラと小説を先に入手。ちなみに前後して「働きマン」も読んだ。忙しいことだ。
上司ミランダの輪郭がはっきりしないまま終わって意外だったけど、パリのパーティでの彼女がとても美く見えたというのが面白かった。
でもって、主人公アンが「68回観た」という「ダーティ・ダンシング」を私もまた観てしまった。自分にとっても実はこれが、映画好きになったキッカケの一本といっていいかも、少なくとも、生まれて初めて買ったサントラは、これか「ラビリンス」か、どっちか。
ダーティ・ダンシング [DVD]

ダーティ・ダンシング [DVD]

昔も今も、あっちとこっちを結びつける「吊り橋」が印象的。
観ながら「この映画の舞台は、なぜ1963年なのか」と話し合った。音楽やダンスの流行、その他、色々あるけど、休暇の最後のイベントの際、ホテルの支配人が舞台の袖で「最近の若者は、もう両親と一緒にこんなところへは来たがらないよ」と語る。ちょっとしみじみしてしまった。