デヴィッド・ヨハンセンを観る・その2 「のるかそるか」


デヴィッド・ヨハンセン特集2本目は「のるかそるか」('89/ASIN:B00005EV0C)。この映画のことは、「シー・ビスケット」観たときにも、好きな競馬映画としてちょっと触れました。
といっても馬はほとんど出てこない。競馬狂のトロッター(リチャード・ドレイファス)が、たまたま仕入れた八百長情報をキッカケに、大穴あてまくる一日を描いたお話。
私は競馬やる知り合いもいないからよくわからないけど、なんてことない話なんだけど、なかなか楽しいです。



ヨハンセンは、ドレイファスに最初の八百長情報を教える運転手仲間という、準主役級の役。柄シャツの前はだけた髪ぼさぼさの競馬好き男、結構はまってます。借金で首がまわらなくなって、献血したら、「稀少な血」ってことで結構なお金もらえちゃう。
それにしても、映画に出てるの見たあとだと、デビュー当時の格好(右写真・真ん中)はギャグにしか見えないよね…まあグラムロックてのはそういうもんだけど。
(いまはこんなカンジ。体型保ってるのがエライね。昔のはNew York Dolls Backroom内のphoto pageをどうぞ)


大穴あてたドレイファスは、庶民が入れない「ジョッキークラブ」で競馬観戦としゃれこむのですが、ココにいるのは、日がな暇つぶしをしている金持ちオヤジとその奥さん、あるいは愛人、有閑マダムetc…でもってドレイファスは座るなりモテモテに。ちょっと解せないんだけど(笑)彼女たちにとっては、生き生きしてて目新しく感じられたのかな。
あ〜そうそう、この映画に出てくるハンバーガーがものすごくまずそうなんだ。カウリスマキの「マッチ工場の少女」に出てくるサンドウィッチ(なのかな?パンにトマトがのってるだけ…)に次いで「映画に出てくる不味そうなパン」。
反対に美味しそうなパンってのはあったかな?ちょっと考えてみよう…