立川志の吉 東京駅前独演会


立川こはる「締め込み」
立川志の吉「寿限無
立川志の吉「狸の札」
 (中入)
立川志の吉「お見立て」


前回は会が被って行けなかったから久々。まずは「黒い交際」ネタを振り「合わせて黒い袴で来ました(笑)」。師匠の志の輔に名前をもらったエピソードから「人の名には親の願いが…」という話になったので、もしやと思ったら「寿限無」。命名を済ませたところで一旦休止「じゅげむ?という皆さんの心の声が伝わってきますが、好きな噺なんだからしょうがない!ちなみにこれで前フリ完了です」。この部分を前フリとする場合もあるのかとびっくりした。確かにその後が盛り沢山で、学校の授業で出席を取る際クラスメイトが全員政治家、病院に行くと薬アナウンスが「病院」調。志の吉さんの、こういう実体験からくるネタって面白い。師匠に似てるとも言える。
次いで「初めて教えてもらった噺」として「狸の札」。何度も聴いたことあるような気がして、日記を検索しても出てこない。あの狸の顔、何度も見てるんだけどなあ(笑)


中入後は時間が押してたため、枕無しで「お見立て」へ。力が入ってたのは最後のお墓での場面。この噺って喜助が喜瀬川と木兵衛さんとの間を「行ったり来たり」、機転が効く喜瀬川もしつこい木兵衛さんもどちらも憎めない、というあたりが好きなので、そういう魅力が薄かったのはちょっと残念。