立川志の輔独演会



立川志の太郎「寄合酒」
立川志の輔バールのようなもの
 (中入)
立川志の輔「新版 しじみ売り」
 (11/17・ルネこだいら


紅葉か柿かというような秋らしい橙色の着物で登場。小平での独演会は数年ぶりだが前回のことを全く覚えていない(「自分の頭の方がもうダメなんじゃないか」)という話。平日公演のためか遅れてくる多くの客を激しくいじる。いわく「緊張を強いられる会場ですね」(笑)枕は解散総選挙の話題から。選挙に関する秋山仁とのやり取りはお馴染みだけど、全然面白い。そもそもこのやりとり自体が落語みたいなものだ(実際に枕から「落語」に昇格?したネタもあるものね)
バールのようなもの」の、これまで聞いたのでは「愛人」だった部分が「妾」になっていた。なぜだろう?なんてことはどうでもよくて、「なつみちゃん」的な人格の無い女性が出てくる噺は好きではない(正確には、そういう話があふれる世の中において更にそういう話をするということにつき)


中入後は紺色の着物に着替えて登場、毛氈も背後のスクリーンも同じ色に変わっていた。鳴り物入りの「しじみ売り」はさすがの貫録。人情ものは苦手だけど聴き入ってしまった。
「お天道様がまた俺達を会わせてくれる」から少年が再登場してのサゲの後、緞帳が下りるも、再度上がる。談志の命日が近いので「談志まつり」の告知と、私にとっては今年初の「よいお年を」。談志が亡くなった日(翌日だったか)ちょうど談笑独演会があって、やはり緞帳が再び上がってそのことについて話してくれたのを思い出した。