イリュージョニスト


TOHOシネマズ六本木ヒルズにて観賞。平日の夜の回は数十人の入り。


ベルヴィル・ランデブー」のシルヴァン・ショメ監督の新作アニメーション。私はキテレツな「ベルヴィル〜」の方が好きだけど、叙情的なこちらも楽しかった。「ジャック・タチが娘のために書いた幻の脚本」とのことで、そう考えたら、最後に残すメッセージが面白い。


少女と青年がキスをする後ろのウィンドウのマネキンが裸なのが気になった。彼女は彼と出会ってから、まだあまり日にちが経ってないからかもしれないけど、ものを欲しがらなくなる。ウィンドウの前で彼がほどいた髪はもっさり伸び、時の経過を感じさせた。