千住落語会 東西「オレ流」競演


笑福亭笑助「鉄砲勇助」
笑福亭たま「伝説の組長」
桂かい枝「ハル子とカズ子」
昔昔亭桃太郎「ぜんざい公社」
 (仲入り)
春風亭昇太「人生が二度あれば」
三遊亭円丈「悲しみは埼玉に向けて」


独特の企画が楽しい、好きな落語会の一つ。千住の町にも少し慣れた。


初めて観たたまさんは、ショート落語が面白く、新作の本編も上手いなあと思った。
かい枝さんは「今日は『オレ流』競演ということで…私は英語落語をやってます」と自己紹介(彼のみ、言わなきゃ何が「オレ流」か分からない・笑)。
桃ちゃんはオハコの一作。楽しかったけど、先日のように間近で観るほうがいいなあと思ってしまった。時々言葉が届いてこないし、湯呑みも遠すぎる(笑)


後半、昇太が登場すると掛け声が飛ぶ。「言霊」の解釈から「人生が二度あれば」。音源しか聴いたことないから、新鮮だった。
でもってこの日は、トリの円丈が最高!カンペも置かず(笑)一度も噛まず、勢いもあって、今まで観た中で一番輝いてたかも。マクラは無しで、予想通り「ここで演るなら…」と「悲しみは埼玉に向けて」。関係ないけどこのネタを聴くと、魔夜峰央の「跳んで埼玉」を思い出してしまう(笑)
この噺って「悲しみの大須」の一人語りと「新ぐつぐつ」のフレーズ繰り返しという独特の部分を合わせたようなネタだけど、どっちもじわじわ効いてきて可笑しい。


駅への帰り道、ふと見上げたら、噺に出てきたパチンコ屋「ビックリヤ」の看板の横に、丸い月がきれいだった。