リビング・デイライツ


木曜洋画劇場で放映していた「リビング・デイライツ」('87)を観たら、初見だった!シリーズ全部観てると思ってたのに。もっとも私は、ブロスナン未満は、ボンドガールも敵方もメイデイとジョーズ以外覚えてないほどの記憶力の無さだから、他にも未見作があるかも…



007がKGBの内部抗争のとばっちりを受けるという内容は、スパイものってかんじで面白かった。
ボンドガールは懐かしのロザンナ・アークエット風。「KGBのお偉方を(それとは知らずにだけど)パトロンにしてる」という設定上、清純派でないと観客の支持を得られないってことなのか(原作のことは知らないけど)、だぼだぼの服ばかりで発言も子どもっぽい。
先日ティモシー・ダルトンのルックスにケチをつけたけど(笑)デスモンド・リュウェリン(いま調べて初めて名前を知った)のQとのやりとりは、彼が一番いいな。馬鹿馬鹿しさとリアルさが交わって、味わいぶかい。
二代目のジョン・クリーズはもう出ないのかな?007シリーズのQが、例えば「ゲットスマート」のマシ・オカみたいな「オタクの若造」になるのはピンとこないけど、もしそうなったら、それも時代の流れだ。ダニエルの007じゃあ、開発部自体そぐわないか。