風間杜夫&立川談幸 ふたり会


風間杜夫「風呂敷」
立川談幸「鹿政談」
 (中入)
立川談幸「試し酒」
風間杜夫「宿屋の富」
 (4/19・飯能市民会館小ホール)


蒲田行進曲」の出囃子で登場した風間杜夫は、落語を演るようになった切っ掛けから。舞台での落語家役、テレビでの高座を経て、談春に勧められて彼の独演会のゲストを務めたのが最初なんだとか。花緑さんに誉められた話の「オチ」が無いのにはびっくりした(笑)高座に上るのは「年に数回」だそう。その後に語られた「近況」は、普段聞いてる「枕」と違い、登場人物が皆「芸能人」だから華やか。それにしても客席のリアクションがすごかった、あんなの初めて。皆盛んに返事をしていた。
本編の方はそれほど面白くなかった。枕で「女三界に家なし」等の「本当の意味」を伝えておくのは白けるし、言い間違いが多いこともあってか脳裏に話が浮かんでこない。「風呂敷」ってすごく「落語」っぽい噺だから、喋るのが上手くても「落語」の型がきっちり出来てないとうまく伝わらないのかな、などと考えた。


中入後も照明が落ちる。談春の影響かと思ったけど(笑)考えたら、役者さんだから客席が明るいとやりづらいのかな?
枕は若い頃に体験した、特に後のシティボーイズの面々と一緒だったアルバイトの話。何を演るのかと思いきや、貧乏つながり?で「宿屋の富」。こちらは手慣れた感じでくっきりはっきりしてて面白かった!けど暗い中でのこの噺って違和感がある(笑)最後に息せき切って帰ってくる宿屋の主人が、(スーツアクターをやっていたという)仮面ライダーに変身というサービスが楽しかった。