古今亭菊六「ぜんざい公社」
古今亭菊之丞「鍋草履」〜「犬の目」
（中入）
柳亭こみち「紺屋高尾」
（1/26・湯島天神参集殿）
全席ネタ下ろしの会は、いつもに増して大入満員。出されてる演目にそそられたのかな？
まずは菊六が「協会の総会で問題になった、文化庁に提出する書類」の枕から、私には桃ちゃんのイメージしかない「ぜんざい公社」。「古典落語」でも「新作」でもない？こういう噺って、若い声で演らられると、どうにも古臭く感じられ、なんでコレ？と思ってしまう。唯一「今」っぽい「節電中です」のくだりには笑ってしまった。
菊之丞の新ネタは「犬の目」の予定が、それだけじゃあまりにも、とその前に、歌丸師匠に教わったという「鍋草履」。今は歌丸師匠しか演ってる人がいないそう。芝居の噺（ってほどじゃないけど）なので枕も自分が歌舞伎を観に行った際の体験談など。何気に丞ちゃんの枕って好き（笑）
中入後はこみちさんの「紺屋高尾」。全篇を万遍なく演る感じ。所々分かりやすいよう説明が入るのがこみちさんらしい。高尾の花魁座りを「作戦」と言うのがちょっと可笑しかった。
