あしたのジョー


「個人サイト」時代の名残か、数行の文章をアップするのは勿体無い(?)という感覚があり、観賞記録の残っていない映画も多いから、これから短くてもメモしておこうと思って。


公開初日、新宿ピカデリーにて観賞。原作は何度か手にしたけど、ケンカばかりしてるのに飽きてしまい読み通せず(今なら読めるかも)。
丹下段平はあんな顔、力石の背中に「力石徹」と書いてあるのをそのまま実写にするという条件下において、とてもまっとうな映画だと思った。ジョーと丹下、ジョーと力石の関係にもそれなりに色気を感じたし、特訓シーンには、彼らのボクシング「馬鹿」ぶりが光る瞬間があった。
丹下段平を演じた香川照之には、「デスノート」「デトロイト・メタル・シティ」の松山ケンイチを観た時と同じ気持ちよさを感じた。テーピングの所作も美しい。比べるのも何だけど、香里奈の土下座はひどかった。


エンドクレジットに飯田覚士の名前を見つけ、「元気が出るTV」世代なので懐かしかった。ご本人のブログによると、レフェリーとして「ちょこっと出てる」そう。気付かなかったのが惜しい。