▼映画じゃないけど、NHK少年ドラマシリーズ「七瀬ふたたび」をようやく観終えた。
(今放送中のドラマのほうは、録画してるもののまだ手つかず…)
- 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ
- 発売日: 2001/07/27
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以前も書いたように、これは(アメリカの「HEROES」のように)「世界」の物語ではなくあくまでも「私(たち)」の物語だ。ストーリーは地味ながら二転三転して面白かったけど、ラストにおそらく小説の文章そのままであろう「我々の前に三たび七瀬が現れるか否かは、作者の筒井康隆氏を除いて誰にも分からない」というナレーションが入ってびっくりした(笑)大体「三たび」も何も、一作目の「家族八景」は映像化されてないのに。
▼「パコと魔法の絵本」…楽しかったけど、例えるなら、オゾンの作品は好きだけど「エンジェル」はそれほど…というのに似ている(普遍的なモチーフが自分の琴線に触れない)。といっても大好きなオゾンとは比べものにならないけど。
私と同行者以外のほとんどの人が大泣きしてたのでびっくりした。パコのママはなぜあの絵本を選んだんだろう?
▼「容疑者Xの献身」…自分でも理由は分からないけど、ミステリーで「論理的」ということを強調するのはネタであっても野暮ったく感じて好きじゃない。
全てにおいて人間味を感じなかったけど、堤真一の「冴えないんだけどドアを開けさせてしまう男」のかんじがよかった。でも彼の役柄は、なぜあんなに厭世的なのか分からないし、教員の仕事を舐めすぎだろうと思った。
映画で男の人が眠っているシーンを見ると、少し好きになってしまうのはふしぎだ。
▼「イーグル・アイ」…映画を観たあとはしばらく(加えて次の日も…数年後突然思い出したようにも)それにちなんだ話をあれこれするものだけど、これを観た後は、劇場を出てすぐ全然違う話題になっていた。
とはいえつまらなかったわけではなく、とりわけ前半は、お膳立てされた指示に従う快楽、のようなものを楽しんだ。以前も何度か触れた、大好きな絵本「きょうはなんのひ?」を思い出した。
- 作者: 瀬田貞二,林明子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1979/08/10
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