そういや「ディッキー・ロバーツ」(感想)って、マイケル・J・フォックスの「ライフ with マイキー」(子役あがりのダメ男が子役事務所を経営する話)+「ハード・ウェイ」(映画スターが刑事役のオーディションのためにほんとの刑事に弟子入りする話)ってかんじだ。ちなみに彼が「マイケル」という役を演じたのは、「ライフ〜」と、TVシリーズ「スピン・シティ」だけ…のはず。
私は世代なんで勿論マイケル大好き。同じ双子座だし。「ラッキーマン」読んでから、この頃は…とあれこれ思ってしまわないこともないけど(パーキンソン病の診断を受けたのが91年、「ハード・ウェイ」は同年、「ライフ〜」は更に三年後の作品)、映画がはじまれば忘れちゃう。
「ハード・ウェイ」は著書ではよく書かれてなかったけど、彼の映画でいちばん好きです。
ビデオ屋行って、「ショーン・オブ・ザ・デッド」は年末から借りられっぱなしだし、じゃあパッと明るい話でも、というんで、ヒラリー・ダフの「リジー・マグワイア・ムービー」借りてきました。
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2004/09/15
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (9件) を見る
平凡な女の子が、すてきな恋と、友情のめばえと、セレブとしてのひとときを手に入れるという、ディズニー製作の可愛いアイドル映画です。
冒頭、部屋で衣裳をアレコレしながら歌い踊るヒラリーが可愛くて、こういうシーンってよくあるけど、きっといい映画に違いないと思ってしまう。
余談だけど、私は子供のころ、こんなふうに自室で歌ったりしたことはなくて、何故かと考えてみるに、女の子の歌う曲を聴いたことがないから。欧陽菲菲とかテレサ・テンとかは応接間でカラオケしてたけど…(昔って、子供でもそういうの歌ってたものだ)。自分が歌の主役になるという楽しみ方はしてこなかったんだな。
オープニングにアニメーションキャラが登場するので、同じディズニー映画の「フリーキー・フライデー」(感想)も最初のアニメが良かったなあ、と観ていると、この作品ではその後もずっと出っぱなし、ミニ・リジーというカンジで彼女の気持ちを代弁してくれます。なかなか可愛い。
お話は、登場人物全員揃ったとこで「きっとこうなるだろう」と予想すると、まったくその通りになるという…昔の少女漫画みたいな(ごく普通の女の子が一躍世界の舞台へ、という「まゆ子の季節」みたいなやつ)かんじ。
リジーの幼馴染の男の子(この右…写り悪いけど)も良かったです。ちょっと松本ジュン(検索よけ、ゴメン)みたいな雰囲気。飛行機で隣同士に座ってはしゃぐ二人が可愛かった。彼の映画出演はまだこれ一本みたいなので、今後覚えておこう。
ちなみに私はヒラリー・ダフが動いてるのを見たことがなかったので、最後のステージのシーン、さぞかし派手に歌い踊るのかと楽しみにしてたら、結構あっさり終わってしまって残念でした。
黒髪のポップスター・パオロがイタリア語で話しかけると、リジーの心の中の声:「ああ、イタリア語はダメ!ぞくっとしちゃう…」と思わず返事はイエス、になってしまうわけだけど、私は島国日本から出たことがないんで、こういう感覚がわかりません。せいぜい何語か判断する程度、それ以上の感慨ってない。
「ラブ・アクチュアリー」でもアメリカに渡ったイギリス男がモテモテだったけど、ああいうの、いいな。