Nightwing/摩天楼を夢みて




ジャケ買い…というほどのジャケでもないんだけど、なんとなく目にとまったので買ってみたNightwing「Island Holiday」(左)をヘビロテしています。
知らない人たちなのでライナー読んでみました。前略、前略、このアルバムは初期の2枚からメンバーが選んだコンピだそうです。87年にデビュー、今はもう活動していないとのこと。木陰から潮風を嗅いでるような(海には入らない)ウエストコーストのロック。
もうひとつはAlex Merck Group「Dog Days」、これは正真正銘のジャケ買い。ジャケ写(これじゃあ見えないけど、大きなプールのフチがラーメン丼みたいな模様で可愛い)とタイトルが気に入ったんだけど、聴いてみたらそれほどでもなかった…ドイツのフュージョングループでした。



水じゃないけど水色のジャケでもうひとつ。
映画「摩天楼を夢みて」('92/ASIN:B00005FVXW)のサントラ(曲目はコチラ)なんだけど、私持ってなくて、ずっと欲しいと思ってるのです。マジメに探せば手に入るんだろうけど…
ジャケの元となってるポスターはこれ、日本で公開されたときは少なくともこんなんじゃなく、もうひとつのほう(ページ左下参照)に近かった。


こんな邦題だけど、登場人物のおそらく誰も摩天楼を夢見てはいません。小さな不動産事務所の一晩を描いた地味な話、舞台も8割方その一室のみなのですが、すごく面白い。
うだるような暑さ、どしゃぶりの雨、ひっきりなしに電車が通る高架、今日も一日働いたセールスマン達(ジャック・レモンエド・ハリスアラン・アーキン)は、本社からやってきた年下のエリート(アレック・ボールドウィン…このころはカッコよかったな〜)に「営業成績一位のやつにはキャディラック、三位のやつはクビだ」と言い放たれてしまう。かつては成績トップだったが今はツキに見放されっぱなしのレモンは、濡れねずみになって営業に出かける。残る二人は上司や会社への文句を噴出させる。レースを免除された成績優秀なアル・パチーノは、向かいのパブでうまいこと契約を取り付けたが…
「イヤな雨」というと思い出す映画でもあります。


エンドクレジットで流れるのがアル・ジャロウの歌う「Blue Skies」という曲で、これがすごくお気に入り。
サントラには、その他ドナルド・フェイゲン作曲の「Blue Lou」なども入ってます。