第196回長崎寄席


開口一番(「やかん」)
桂文治「掛取」
三遊亭白鳥「落語の仮面 第2話(前半のみ)」
 (中入)
花島世津子(太神楽)
三遊亭白鳥「山奥寿司」
桂文治「擬宝珠」
 (1/30・ひびきホール)


いわゆる「地域寄席」で白鳥さんを見るのは久々なので、どんなネタを演るのかな?と思っていたら、文治・白鳥共に「落語ネタ」(くすぐりにおいて、落語を聴いていないと面白さが半減してしまうネタ)だった。いつも通り満席の場内は大受け。ちょこっと残念だったのは、「掛取」に40分以上、更に太神楽の「独楽が回らない」というアクシデントのため、押しに押して、白鳥さんの高座がどちらも15分程度だったこと。


まずは文治さんが「掛取」の業者の一人の「落語好き」のくだりで(このバージョン初めて聴いた)、円丈と桃ちゃんの真似をしてみせる(後者は特にそっくり・笑)「擬宝珠」の方も「ということは崇徳院じゃないんですね!」「千両みかんでもないんですね!」とためにためての「○○○」。
中入前に上がった白鳥さんは「この会のお客さんからリクエストがあったので」「落語家を知らないと面白くない噺だけど、先程のネタが受けていたから」と「落語の仮面」へ。毎度の「子別れ」dis(「なぜあんな男が許される?」)はワイドショーのベッキーネタに。噺の前半のみを20分で終えたのは、予定通りだったんだろうか?ぎゅっとタイトだったけど、ある程度の長さというか余裕があった方が、私としては色々「伝わってくる」なあと思った。