早稲田こみちの会


柳亭こみち「ん廻し」
柳亭こみち「女泥棒」
 (中入)
柳亭こみち「不動坊火焔」
 (11/25・東寿司)


高座に上ってまずは「師匠が8年ぶり(だったかな?)に私一人のために口演してくれたものを」と「怪談三連発」。小学生の時、大好きな先生もしてくれたお馴染みのやつだった(笑)けど、プロなのでさすがに上手い。燕路師匠が喋ってるとこ想像したら可笑しい。
いわく、最近は「ストロングスタイルの古典派」である師匠の好みから遠い噺ばかり覚えてしまって…と「ん廻し」。会話の内容がちょこっと粋な感じ。
次いで「この会も回数を重ねてきたので、お客様の胸を借りてチャレンジを」「ゆくゆくは『古典』になるよう頑張っております」と白鳥さん作の「女泥棒」。ネタ下ろしの時以来だけど、すごくすっきり聴きやすくなっていた。


中入後は「ここからはストロングスタイルの古典で」と「不動坊火焔」。この噺って誰が演ってもそこそこ面白いけど、せっかちな私としては四場もあるのがたるく、特に湯屋の場面は飽きてしまう。でもこみちさんのは軽快で楽しかった。はじめ丁寧、中(湯屋)とんとん、という感じ。お湯に沈む仕草が可愛いので、間近で見られてよかった。