道玄坂落語会 遊雀 事始めの会



春風亭昇々「子ほめ」
三遊亭遊雀「くしゃみ講釈」
春風亭昇太「そば清」
 (中入)
三遊亭遊雀「御神酒徳利」


マウントレーニアホールで始まった落語会の第一回。元映画館だから、ふかふかの椅子にドリンクホルダー、高座もよく見える。マクラで遊雀さんが「場所はアウェイだけど、(客の)中身はホーム」と言ってたように、いつもと変わりなく楽しかった。
昇太のマクラは遊雀さんの酒癖について(途中本人が出てきて謝る・笑)。根室へ日帰り仕事した話、長野でそばを食べた話から「そば清」へ。昇太の初めて聴いたけど、そば清さんのプチキモ感が貴重(笑)


後半は占いの話を少し振ってから、「御神酒徳利」で40分ほど。この噺は昇太のが好きだから、本人を観た後ということもあり比べてしまった。昇太版(八百屋さん型)は主人公が一人で困ったりズルしたりしてガンガン乗り切ってくのに対し(その感じがすごく彼に合ってる・笑)、遊雀さん版(番頭さん型)は年末の風情や夫婦のやりとりを盛り込んだ、柔らかいもの。おかみさんのキャラがいかにも遊雀さん風で楽しく、「稲荷大名神じゃない、かかあ大名神のおかげだよ」でサゲ。